価格: | ¥2640 |
著者: | 堀井弘一郎/木田隆文 |
出版社: | 勉誠出版 |
発行年月: | 2017年01月31日頃 |
ISBN: | 9784585226710 |
種類: | 全集・双書 (アジア遊学 205) |
在庫状況: | 在庫あり |
四〇を超える国の人びとが居住していた国際都市・上海は、一九三七年八月の侵攻によって、日本の占領下におかれた。それから終戦まで、日本人は、中国人は、世界各国から上海にたどり着いた人びとは、どのような政治的・文化的な空間に置かれたのか。戦時期の上海を、人びとが出会い、衝突と交流を繰り広げる「場」として捉え直し、敵/味方、支配/被支配、抵抗/協力といった二項対立によって色分けをすることのできない、複雑な関係のあり様=グレーゾーンを考察する。