価格: | ¥3080 |
著者: | 島尾新/宇野瑞木/亀田和子 |
出版社: | 勉誠出版 |
発行年月: | 2020年04月17日頃 |
ISBN: | 9784585227120 |
種類: | 全集・双書 (アジア遊学 246) |
在庫状況: | 在庫あり |
自然なるものはどのように理解され、あらわされ、再生産されてきたのかー前近代の日本において、和漢の文化体系は、各時代ごとの変容・刷新を経つつも、思考・感性の基盤として通奏低音のごとく響き続けた。特に漢文化は先例としての規範性から大きな影響を有し、和文化のなかで融合・内在化・再解釈されていった。それは、人びとが、自らを取りまく環境、自然をどのように感じ、捉え、表象したのか、ということにも強く作用した。列島における社会構造的・環境的転換期である十六〜七世紀に着目し、文学、美術、芸能、歴史学等、分野横断的な視角から、自然と人との関係を問い直す。