価格: | ¥5280 |
著者: | イ・テジン/六反田 豊 |
出版社: | 法政大学出版局 |
発行年月: | 2000年03月01日頃 |
ISBN: | 9784588080029 |
種類: | 全集・双書 (韓国の学術と文化 2) |
在庫状況: | |
高麗末期に中国から受容された新儒学=性理学は、朝鮮王朝時代の社会にいかなる影響を与えたか。農業技術の発達や貨幣経済の進展など、15・16世紀に顕著にみられた社会経済変動は、新儒学の定着と密接に関連して起こったものであることを究明し、党派間の政争=党争や士族層による書院の設置などの実態と意義を再評価する。さらに壬辰倭乱(豊臣秀吉の朝鮮侵略)克服の大きな原動力となった義兵活動に注目して、それを可能とした在地士族の動向を解明するなど、東アジア三国の比較を試みつつ、停滞性理論を打破する新たな朝鮮中世史像を提示した労作。