価格:¥8470
著者:賀川隆行
出版社:法政大学出版局
発行年月:2002年03月
ISBN:9784588250491
種類:全集・双書 (叢書・歴史学研究)
在庫状況:お取り寄せ
江戸幕府による御用金の調達は、単に財政窮乏対策のためばかりでなく、大坂米相場の米価調節や諸藩の経済活動に対して金融的な機能を果たした。宝暦・天明期の大坂御用金の指定・上納・返済の過程を中心に、賦課する幕府の政策と賦課される側の町・商人の対応、御用金投入による経済効果ないし混乱の状況をつぶさに解明して、近世の借金・債券政策の実態を追究する。近世後期の金融・流通を担う御用商人や公的機関(三井組・大坂銅座・長崎会所・箱館産物所等)の業務・財政構造の綿密な分析とともに、近世経済史・金融史の基礎構造を照射した労作。
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