価格: | ¥2750 |
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著者: | 新村 拓 |
出版社: | 法政大学出版局 |
発行年月: | 2006年10月01日頃 |
ISBN: | 9784588312106 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | お取り寄せ |
古代から近世までの“養生”とは本来、天より授けられた寿命を生き切り、死に切るためのものであった。「ほどほどの養生」により「ほどほどの健康」を得て、「ほどほどの生」を終えるのが理想であった。それが近代の富国強兵策と結びついた“衛生”思想を経て、現代の医療費削減を目的とした健康増進法(義務としての健康)にいたる間に、どのように変化してきたのか、貝原益軒の『養生訓』、後藤新平や森鴎外、北里柴三郎らを検討して、生命の尊厳、健康の意味と本質を問いなおす。