価格: | ¥6050 |
著者: | 蛯原良一 |
出版社: | 法政大学出版局 |
発行年月: | 2004年07月 |
ISBN: | 9784588645358 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | お取り寄せ |
古典派経済学の完成者・リカードゥの資本蓄積論、とくにその「機械論」を考察し、マルクス『剰余価値学説史』のマルサス批判への疑問から、有効需要論・剰余価値論を中心にマルサスを改めて検討する。資本蓄積による国富と国民所得の増大のみならず、それに伴う失業・恐慌問題を問い続けた古典派経済学の鉱脈を掘り起こす本書は、経済学の現代的革新のために不可欠な古典読み直しの試みである。その「剰余労働」への言及はリカードゥを超えるとマルクスが評価した匿名書簡『国民的諸困難の原因および救済』完訳を付す。