価格: | ¥3630 |
著者: | 井上治典 |
出版社: | 法律文化社 |
発行年月: | 1999年06月 |
ISBN: | 9784589021465 |
種類: | 単行本 (NJ叢書) |
在庫状況: | |
紛争には、必ず相手方当事者がいる。相手方は、相手方なりに利害を有しており、権利という概念で正当化される言い分を持っているのが通常である。両当事者または関係者の対立する利害は、きちんとした手続で、公正かつ対等に調整されなければならない。それこそが法の使命・役割であり、その具体的実践の場としてカナメをなすのが手続法にほかならない。本書は、関係主体の利害と紛争行動が最も熾烈にぶつかりあう、いわば極限状況ともいうべき民事執行と倒産の領域を中心として、上記の意味での利害が対立する関係者がかかわりあうプロセスのあり方を解説した。