価格: | ¥825 |
著者: | 幸田 文/川口 松太郎/高浜 虚子 |
出版社: | ポプラ社 |
発行年月: | 2015年01月02日頃 |
ISBN: | 9784591118870 |
種類: | 全集・双書 (百年文庫 5) |
在庫状況: | |
病床の佐吉は台所の音を聞こうと寝返りを打つ。障子を隔て心を通いあわせる夫婦の姿ー幸田文『台所のおと』。深川育ちで働き者の後家と小説家志望の「私」、ふたりはすし屋の二階で暮らし始めるが…。貧しくもいじらしい愛、川口松太郎の『深川の鈴』。菜の花が美しい大和路の宿、夜も更けて冴えた機織りの音が聞こえてくる…。純朴な娘の想いをほのぼのと描きだした高浜虚子の『斑鳩物語』。何気ない暮らしの音が優しく響く三篇。