価格: | ¥825 |
著者: | 鷹野 つぎ/中里 恒子/正宗 白鳥 |
出版社: | ポプラ社 |
発行年月: | 2015年01月02日頃 |
ISBN: | 9784591121696 |
種類: | 全集・双書 (百年文庫 81) |
在庫状況: | |
「ではね、三人で分けっこしましょう」。育ち盛りの幼子を抱え、夫不在の家を必死に守ってきた桂子。母と妻、二つの女心を告白した鷹野つぎの『悲しき配分』。「寒菊や咲くべき場所に今年また」-根を下ろした植物のように一つの家を愛でて暮らす「わたし」の生活哲学(中里恒子『家の中』)。東京で気侭に学問をする栄一、地元で代用教員を務める辰男…瀬戸内海沿岸の旧家に生まれた六人兄弟は、「家」を起点にそれぞれの将来を思い描く(正宗白鳥『入江のほとり』)。積み重なる暮らしの中に人生を問う三篇。