「この家は俺が守る。死んでも守る。」高級分譲地にやっと手に入れたマイホーム。家族をこよなく愛する唯野一太郎にとって、我が家は幸せの象徴だった。…あの『泥棒』が侵入して来るまでは。各種センサーに番犬ゴジ、万全の備えを嘲笑うかのように幾度となく忍び込む『泥棒』。一太郎は一家の大黒柱としての信頼を取り戻すため、格闘技を習い、家の周りに有刺鉄線を張り巡らし、要塞化を進め、いよいよ『泥棒』と対決するその日を迎えるのだった。