テレビでお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ、初の映画化。池波文学の名編「狐火」を下敷きにしたオリジナルストーリーで、原作シリーズ同様、鬼平がスクリーンでも颯爽と江戸の悪に立ち向かう。火付盗賊改方の面々と密偵達の活躍、男と女の情念の世界、池波ファンにはお馴染みの“江戸グルメ”…本書では今回の映画を余すところなく活字で再現し、映画という新しい窓を通して、鬼平の世界をもう一度眺めてみる。そこには、テレビや原作とはちょっと違った世界が見えてくる。