恋人のいないモリーは、一人でビジネスパーティーに臨もうとしていた。すると見かねたホテル会場の従業員がエスコート役にと、たまたま居合わせた知り合いの男性ニックを紹介してくれた。ビジネススーツを着た海賊のような雰囲気…危険なくらいセクシーだ。ニックは迷惑そうな顔をしたが、モリーを紳士的にエスコートした。無事パーティーを終え、二度と彼と会うこともないと思っていた翌朝、ニックが職場に現れ、二人の写真が載った新聞を見せる。“結婚嫌いで有名なホテル王ニックついに陥落か”という大見出し…。驚くモリーに追い討ちをかけるようにニックは言いはなった。「こうなったら婚約の芝居をするしかない！」。