ジョージーナが秘書として勤める会社が世界的大企業に買収合併された。社長のタリス・ヨークにじきじきに呼び出されたジョージーナは、いきなり友人の男性と別れるように申し渡され、驚いた。なぜそんなプライベートなことにまで口出しされなければいけないの？さっぱりわけがわからないジョージーナに、タリスは告げた。君がつき合っている男性の妻の父親がうちの重役で、娘を溺愛するあまり君の解雇を強硬に主張しているのだ、と。とんでもない誤解だわ。私はただの友達で、愛人なんかじゃない！だが、タリスは彼女の説明に耳も貸さず、厳しい声で命じた。「君には、しばらくのあいだ僕の目が届くところで仕事をしてもらう」私がこんな傲慢な人の秘書に…。ジョージーナは呆然とした。