価格: | ¥2090 |
著者: | 矢内原伊作 |
出版社: | みすず書房 |
発行年月: | 1987年01月 |
ISBN: | 9784622007722 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
「文学ーそれはぼくとぼくをとりまく謎の世界、すなわち現実の発見のためのたたかいであり、またそのよろこびである。」著者の文学論のうち、その精髄ともいうべき16篇を本書に収める。巻頭の小林秀雄論「その1」は著者の最初の評論であり、1939年、21歳のときに書かれた。小林秀雄のほか、堀辰雄、サルトル、ヴァレリー、ボードレール、リルケ、カミュ…これらの作家たちを通して著者は「世界の闇に堪える強力な思想」と「人間の解放」を指向する精神とを追求する。