価格:¥880
著者:伊藤毅
出版社:山川出版社(千代田区)
発行年月:2007年07月
ISBN:9784634543508
種類:全集・双書 (日本史リブレット)
在庫状況:在庫あり
日本の伝統的な都市建築の代表は町屋である。町屋は古代から近代にかけて都市的な文脈のなかで生成・発展し、洗練されていった。接道性と沿道性によって特徴づけられる町屋は、わが国の都市の成長とつねに不可分な関係にあった。しかし一九六〇年代以降の都市の急速な現代化は町屋を都市から駆逐することによって進行したといえる。いまわれわれは町屋にかわる適切な都市建築のタイプを生まないまま、現代都市の圧倒的な駆動力に身をまかせている。本書は古代から現代までを射程にいれ、町屋の展開過程を京都・大坂・江戸に代表される巨大都市の都市史と絡めて跡づけるとともに、都市における建築のあるべき姿の一端を探ろうとするものである。
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