価格: | ¥880 |
著者: | 玉蟲 敏子 |
出版社: | 山川出版社 |
発行年月: | 2018年06月30日頃 |
ISBN: | 9784634548541 |
種類: | 全集・双書 (日本史リブレット人 54) |
在庫状況: | 在庫あり |
日本の美術史上、琳派の巨匠として知られる酒井抱一。姫路藩一五万石の上流武家に生まれながら、出家をへて江戸の市井に生きる美の文人となった。近世の地図を手掛かりに、その足跡をたどるとき、浮かび上がってくるのは日本橋界隈、本所、下谷など江戸の中心地域における文学や美術の隆盛と、朱引線外の宿場や農村への広がりである。近年つぎつぎと発掘される最新の情報をまじえ、抱一とともに、現在の東京の地下に息づく二〇〇年余り前の江戸の市街や郊外を、そぞろ歩きすることにしよう。