価格: | ¥13200 |
著者: | 黒板勝美/国史大系編修会 |
出版社: | 吉川弘文館 |
発行年月: | 2007年06月30日頃 |
ISBN: | 9784642040259 |
種類: | 全集・双書 |
在庫状況: | お取り寄せ |
養老令についての注釈書。養老令についての先行注釈書のみか、大宝令の注釈書までも集大成したもの。三十五巻二十三篇。明法博士惟宗直本の編。九世紀半ばの成立。丹念に出典をあげ字句に訓詁をほどこし、法意と慣行とを示している。大宝令の注釈書の古記には、現存しない大宝令が引用されているので、大宝令・養老令の相違を知る最大の史料であろう。格・式・律付釈・律集解・弾例・八十一例などの古い法律書の逸文や、中国の法律書も引いているので、日本・中国の法制史の貴重な史料となっている。現在では軍防令・倉庫令・医疾令・関市令・捕亡令・獄令・雑令の七篇が伝わらない。底本には金沢文庫本の転写本のひとつを用い、難解な条文に訓点を施し補訂を加えて完全なものとした。また巻末には、新たに編集した令集解逸文と編年索引とを収めた。