価格:¥2195
著者:梅 佳代
出版社:亜紀書房
発行年月:2017年03月04日頃
ISBN:9784750515045
種類:単行本
在庫状況:在庫あり
全寮制の中高一貫男子校、那須高原海城中学校・高等学校を写真家の梅佳代が初めて訪ねたのは2010年のこと。栃木県の那須高原で開催された芸術祭のための取材だった。「新しい紳士たれ」の理念のもと、丘の上にあるキャンパスで中学1年生から高校3年生までの少年たちが学んでいた。時は巡り2012年春、再会の機会がやってきた。ただし、彼らは那須でなく、東京の多摩にいた。2011年の東日本大震災で校舎が被災し、「いつかは那須に」の思いを胸に、新たな地にキャンパスを移し再スタートを切ることになったのだ。授業、体育祭、文化祭、寮の部屋、卒業式ー「会うたびに印象が変わる」10代、移りゆく季節を駆け抜ける少年たちの姿を梅佳代はカメラに収めた。しかし、福島第一原子力発電所の事故の影響もあり学校は那須キャンパスでの授業再開を断念、新規の生徒募集を行わないことを決めた。そして2017年3月、ナスカイはその歴史に幕をおろす。
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