価格: | ¥6600 |
著者: | 東郷敬一郎 |
出版社: | 内田老鶴圃 |
発行年月: | 2004年04月 |
ISBN: | 9784753651320 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
材料強度学は変形、損傷、破壊の機構を解明し、強度を評価する学問分野であり、機械・構造物の設計、保守および材料開発には必要不可欠である。各種材料の強度を明らかにし、安全に使用するためには、材料の知識、破壊現象を明らかにするための実験法の知識、そして破壊現象と強度を工学的に解明し、整理するための力学の知識が必要である。したがって、大学の学部学生が材料強度学を学習したり、大学院学生が材料強度に関する研究を進めたり、また、企業の若手技術者が材料強度学を実際に応用できるようになるためには、材料力学、弾性力学、塑性力学、破壊力学、各種の材料学、実験力学などを修得する必要がある。しかし、短期間にこれらの学問を修得し、材料強度という観点から相互の関係を筋道立てて理解することは非常に大変なことである。材料強度学を効率的に学習する一つの方法は、材料強度の基盤となっている力学を理解することであろうと考えている。本書は、以上の観点から、材料の強度に関わる力学をまとめたものである。