著者が提案する魅力的なシニア市場とは、大企業が商品開発の中心に据える団塊の世代ではない。５０代後半から上のすべて、日本の全人口構成の３０％を占める約３８００万人。子育ても住宅ローンも終わって、自分が快適であるために時間もお金も使おうとしている世代だ。本書のテーマはズバリ、「人生経験豊かで、本質、本物を知っているエルダーたちを買う気にさせるには、どうすればいいのか」である。