価格:¥1281
著者:岡 陽子
出版社:冬至書房
発行年月:1991年11月
ISBN:9784763241320
種類:単行本 (ジュニア・ノンフィクション 33)
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本州の最北端に、まさかりの形をした半島があります。そこは下北半島とよばれています。その下北半島の北東部に「尻屋」という集落がある。半農半漁で生計をたてているその集落には、昭和の初期のころまで、「口べらし」にだされた子どもたちがいました。村の人びとはその子たちを「養子」とよびました。養子とよばれる子どもたちは、大地のめざめとともに起きます。そして、夕方、山の向こうの西の果てに、すっぽり夕日がかくれるまで稼ぐのでした。主人公の平太は、幼いときに入った養子です。平太には、平治という弟がいました。平太は、戦後46年たったいま、ひとりの老人になっています。これはその、平太平治兄弟が、少年時代を養子として生きた物語です。
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