本書では、「人へのやさしさ」が求められるようになった経緯と今後の方向について述べ、横断歩道橋の歴史と構造的変遷を考察した後、これからの横断歩道橋の計画・設計・施工・維持管理を実施する際に考慮すべき基本的事項、すなわち、「人へのやさしさ」を具現化するためのコンセプトと設計ポイントについて論じ、それらに基づいた事例研究結果を記述した。さらに、すべての成果を踏まえて、「人にやさしい歩道橋計画設計指針・同解説」を条文を設けそれを解説で補足する形でとりまとめた。