人相、顔形は人種、民族はもちろん、育った環境によっても違ってくるようだ。そして何よりも興味深いことの一つは、顔が心の動きによって様々な表情に変わることである。その様子は過去、現在にわたって多くの画家達の画の主題として具象、抽象等々の表現となって描かれてきている。本書は顔の表現に必要な範囲の解剖学的知識と実際に応用されるイラストレーションとの直接的な関係を解説したものである。顔、頭を中心に、ヘアーデザイン、メイクアップと各部分の基礎表現から応用までの技法。宝石等のアクセサリー、帽子、靴など身に付ける物を中心とした表現技法を指導している。