人間はつねに美を追い求めてきた。それは人間の本能ともいってもよい。見る者の視線を惹き付けること、それがグラフィックデザインの鍵であり、それこそがもっともデザイナーの頭を悩ませるものだ。けれども、「美」とは何かと定義がするのは困難であるのに、どうすれば多くの人々に魅力的なデザインを見い出すことができるのか？本書は読者のビジョンを広めるべく、デザインの解釈を別の角度から見つめなおす。食品、飲料、ファッション、音楽など幅広い業界に関するエディトリアル、アンデンティティ、プロモーション、パッケージデザインを一挙に掲載。デザインコンセプト、フォーマット、ビジュアルインパクトの３つの章構成に分け、新進気鋭のデザイナーたちが見せるスキルや多様性を探る。