価格: | ¥1046 |
著者: | 稲坂硬一 |
出版社: | 青泉社(千代田区) |
発行年月: | 1992年07月 |
ISBN: | 9784766331400 |
種類: | 新書 (グリーンアロー・ブックス) |
在庫状況: | |
世界史をひも解いてみると、人類の歴史は“クーデターの歴史”であるといっても決して過言ではないほど、クーデターが頻発している。クーデターは支配階級のなかにおける、武力を背景にした権力の奪取である。つまり、時の権力者に対して飽き足りない、次の権力をねらう野心家が、抜き打ち的に権力を奪取する行為であり、しばしば血で血を洗う武力行使を伴っている。本書では、第2次世界大戦後に起きたクーデーターに焦点を当て、大戦直後の王制打倒クーデター、CIAとKGBが裏で暗躍したクーデター、そして世界中に衝撃を与えたソ連のクーデターなど、著者が集めた戦後396件の中の主なクーデターについて、成功・不成功の原因を検証してみた。