価格: | ¥1922 |
著者: | 鈴木五郎 |
出版社: | 青泉社(千代田区) |
発行年月: | 1993年08月 |
ISBN: | 9784766331530 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
全翼機といえば今では米空軍のB-2爆撃機が有名だが、50年前の1944年にはドイツのリピッシュがMe163コメート無尾翼戦闘機を実用化させていた。さらにアメリカではその4年前にノースロップがN1Mの飛行に成功していた。だが、実は日本でも1938年に萱場1型無尾翼機が飛行に成功していたのである。そのテストパイロットが、戦後、関西の民間航空会社・極東航空を興した一人である島安博であった。極東航空は1958年、東京で戦後同時に設立された日本ヘリコプター輸送と合併し全日本空輸となるのであるが、それは吸収に近いものであった。戦前の無尾翼機への挑戦、戦後の極東・日ペリ両社の奮闘、全日空誕生前後の秘話を紹介。