価格: | ¥4950 |
著者: | 太田 峰夫 |
出版社: | 慶應義塾大学出版会 |
発行年月: | 2017年09月15日頃 |
ISBN: | 9784766424720 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
西洋音楽に多大な影響を与えた作曲家バルトーク・ベーラ(1881-1945)は、ハンガリーでは、自国の民謡を採集・研究した「文化英雄」とされている。本書では、バルトークの創作における、モダニスト作曲家としての一面と、文化ナショナリズムの一面とが、どのような関わりをもっていたのかを分析し、バルトークの作品様式にも同じ二面性があらわれていることを論証する。そして彼が、民俗音楽の「プリミティヴィズム」を取り込むことで、自らの芸術性を拡大していったさまを、豊富な譜例をもとに明らかにしていく。