二条流茶道の家元である二条家の嫡男・良友の婚約者、みち代が誘拐された。次期家元就任をめぐって対立する、最高幹部と妾腹の兄弟・良春一派の宣戦布告だった。良春は、血に呪われた二条家に１００年に１度生まれるといわれる獣人。残虐な良春に囚われたみち代が、汚辱され、なぶりものになるのを恐れた良友は、便利屋の玉木にみち代救出を依頼する。闇に牙をむく獣の情欲と野望が呼び起す流血の闘いを、圧倒的迫力で描く、究極の官能バイオレンス決定版！