価格: | ¥1760 |
著者: | 須崎勝弥 |
出版社: | 潮書房光人社 |
発行年月: | 2004年03月 |
ISBN: | 9784769811732 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
立花隆氏は言う。「日本は特攻隊という形で、多数の殉国者を出した伝統を持つ国である。-昭和戦前の日本は現人神の支配する神国であったから、そこで育った若者たちは、熱狂的な愛国心を持つようになり、それに身を捧げることに喜びを持つことができた」と。9.11のテロも特攻も同じだと説く。果たしてそうなのか。氏の断罪に抗して、カミカゼ特攻の一人一人に接し同じ学徒として、同じ特攻として、同じ煩悶を共有したかつての仲間の一人がこの無惨なる死を、人間としての尊厳と名誉と真実を明らかにすべく反証する。真実は抹殺すべきではないと心の底から発する声なき声。感動の一冊。