価格:¥4840
著者:アン・ハリントン/松本 俊彦/沖田 恭治
出版社:金剛出版
発行年月:2022年04月21日頃
ISBN:9784772418850
種類:単行本
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精神医学の未来はいかにあるべきかを考える際、その過去を読み解き、精神医学がどのように変化してきたかを正しく知ることは必要不可欠だ。本書では、決して平坦とは言えない精神疾患の原因を脳に探ってきた歴史を振り返りながら、現在の「精神医学」の概念がどのように形成されてきたかを示し、精神医学の進むべき方向性についても考察している。第1部では、主にアメリカとヨーロッパを舞台として生物学的精神医学の役割が明確化されていく過程がまとめられ、臨床診断基準の構築に関する問題点を提示する。第2部では代表的な3つの精神疾患、統合失調症、うつ病、双極性障害(躁うつ病)を通して、精神疾患の生物学的基盤を見出してきた歴史について説き、薬剤の発展から患者家族や世論までも含めた多角的な考察を展開する。第3部では数十年以上に渡って精神医学の主流だった生物学的精神医学に差す陰と、蔓延りだした危機感を扱う。
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