価格: | ¥1320 |
著者: | EVA人類進化研究所 |
出版社: | 五月書房 |
発行年月: | 1997年07月 |
ISBN: | 9784772702027 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
「横綱級アニメ」「第三の波」「心理に踏み込む展開」「800万人の?(謎)解き」「グッズの売れ行き爆発的」…。マスコミが伝えた『新世紀エヴァンゲリオン』の現象に対することばは、どれも最大級のものだ。アニメとしての完成度はいうまでもなく、ストーリーの展開、登場人物の設定、そして、謎という小道具の豊富さ、その謎を解くという見る側からのアクションという条件も、「超」級のものだったということが、こうした評価の大きな根拠だろう。そして、大新聞、雑誌をはじめとした、さまざまなメディアが取り上げたことで、エヴァンゲリオンの物語に自ら踏み込む人も、飛躍的に増加し、97年3月の劇場版公開ともあいまって、まさにアニメという状況を突き抜けた社会現象、というより、新たな“エヴァンゲリオン”というカルチャーとして成立した、と考えることができる。本書では、こうしたエヴァの物語のディテールにより深くシンクロするために、ストーリー設定の秘密、「本来の脚本」の存在、登場人物の魅力と謎、使徒の秘密、エンディングテーマが意味するものなどの核心部分に鋭く迫り、これまでにない切り口で解析を試みた。