１９４１年４月、横須賀の海軍水測学校に浜湖慶一郎、漲輪太郎、沼尾金四郎、成沢大悟という４人の少年が入学した。この学校は、敵潜水艦を探知する水中聴音器についての特殊技能習得のためであり、４人は１年間の訓練ののち、インド洋にある海軍秘密基地に配属された。彼らは慣熟訓練を終えたばかりの伊９９潜、伊１００潜に乗り組むことになっていた。最新鋭の伊号潜水艦には大日本帝国が誇る小型潜水艇「震竜」が搭載されている。少年たちはこの艇に設置されたＮ装置を操り、敵艦索敵に従事、隙あらば雷撃する任務を帯びていた。実はこのＮ装置こそ、少年たちの精神の力を増幅し、映像化する超科学の最新兵器だったのだ。さらに、この基地には同様にドイツ帝国が、Ｕ２５００潜を派遣、ツヴァイ、カルトという２人の超能力者を擁して、浜湖ら４人以上の戦果を挙げていた。彼らの力によって大被害を受けた英インド洋護衛艦隊は対潜水艦専用の最新鋭艦隊を急派、ここに一大海戦が開始される！！書き下し架空戦記。