価格: | ¥1026 |
著者: | 副田護 |
出版社: | コスミック出版 |
発行年月: | 2006年08月 |
ISBN: | 9784774720951 |
種類: | 文庫 (コスミック文庫) |
在庫状況: | |
一九四四年、戦況の悪化に苦しむなか、日本軍はドイツの先端技術を導入して完成させたジェットエンジン機をついに実戦に投入した。双発艦上攻撃機『橘花』、艦上戦闘機『震電改』、四発重爆撃機『連山改』の三種からなるジェット航空艦隊は、従来の常識をくつがえす動力性能、攻撃力にものをいわせ、マリアナ沖に展開する米太平洋艦隊第5機動群を粉砕、同時に戦艦大和、武蔵の18インチ巨砲の咆哮によって、大反攻作戦を開始したのだ。これに対し第7機動群を再編し反撃に出た米海軍とジェット航空艦隊はトラック沖で再び激突、米海軍は戦術的勝利をおさめる。だが、その敗戦の背後で、ジェット航空艦隊は、戦略拠点ハワイを狙う捨て身の作戦を画策していた。