価格: | ¥693 |
著者: | 倉阪 鬼一郎 |
出版社: | コスミック出版 |
発行年月: | 2021年11月10日頃 |
ISBN: | 9784774763330 |
種類: | 文庫 (コスミック時代文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
江戸は南伝馬町近くに二軒の見世がある。兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」。ことに「人情めし屋」と呼ばれる飯屋は旨い料理が評判を呼び、集まる人々が、にぎやかでほんのりと情に厚い町をこしらえていた。ある夜、駕籠屋の宝仙寺駕籠が何者かに盗まれた。しかも、その駕籠は本郷の銘茶問屋・駿河屋のあるじのかどわかしに使われていた。「江戸屋」の難に、南町奉行所隠密廻り同心・月崎陽之進と火盗改与力・長谷川平次が乗り出す。賊の名は火花の龍平一味。京大坂を荒らし回っていた剣呑なやつららしい。駿河屋に届いた文に従い、火龍を追う陽之進らだが、敵の用心棒は妖剣の遣い手で…。シリーズ第二弾。