価格: | ¥693 |
著者: | 倉阪 鬼一郎 |
出版社: | コスミック出版 |
発行年月: | 2022年11月11日頃 |
ISBN: | 9784774764290 |
種類: | 文庫 (コスミック時代文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
日本橋南の松川町に二軒の見世がある。兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」。弟の飯屋は旨い料理が評判を呼び、人々が情に厚い町をこしらえていた。江戸の火事場に面妖な火消しが現れた。その半纏の背に記されているのは『獄』。江戸の火消しの組には使われていない文字だった。しかも彼らが現れた火事場は火勢が増し、どうやら火消しと見せかけて火付けを行っているものと思われた。剣豪同心・月崎陽之進と鬼与力・長谷川平次は探索に乗り出し、渋谷村を縄張りとする「こ」組の不審な動きをつかむ。さらにその背後には、邪悪な本尊を祀る地獄の寺の存在が…。好評書下ろし時代小説、シリーズ第四弾。