価格: | ¥3080 |
著者: | クラウス・コルドン/鵜田良江 |
出版社: | パンローリング |
発行年月: | 2022年03月 |
ISBN: | 9784775942642 |
種類: | 単行本 (フェニックスシリーズ) |
在庫状況: | 在庫あり |
1945年春のベルリン。連合国軍が最後の空爆をおこない、地上ではソビエト連邦の赤軍が迫っていた。この街で暮らすエネは12歳。生まれてまもないころ、ナチスの共産党弾圧で両親が逮捕されたため、育ててくれた祖父母のもとで終戦やソ連軍の進駐を経験する。戦争のない「はじめての春」が訪れたある日のこと、ひとりの男が家の前にあらわれた。それはブーヘンヴァルト強制収容所から生還した、エネのお父さんだった。知らないはずの人なのに、なぜか身近に感じるお父さん…。本書は、クラウス・コルドンの長編小説を原作としたドイツのグラフィックノベル。第二次世界大戦の末期を生きる少女の物語である。爆撃により廃墟と化したベルリンで、極限の恐怖を強いられながら平和を待ち望む人びとが、市街戦を生きのびたようすを描いている。