価格:¥1100
著者:佐東龍一
出版社:日本文学館
発行年月:2003年12月
ISBN:9784776501473
種類:単行本
在庫状況:
大学時代、劇団に所属していた佐伯真琴。彼女は、劇団の中のヒロイン的存在であった。当時、同棲していた男性がいた。梶原大地である。彼は、卒業と同時にニューヨークへ旅立つ。真琴を一人日本に残したまま…。7年ぶりに同窓会が開かれ仲の良かったメンバー、朝岡亨、伊東さやか、内籐昌樹そして真琴の4人が集まった。その中には大地の姿はなかった。仲間たちは真琴に彼のことを忘れろと言うが…。現在、ラジオ局に勤める真琴。DJを担当している。局のプロデューサーである奥山と不倫の関係にあるが、奥山の離婚問題が解決しないため、なかなか二人の関係も思うようには進まない。そんな時、ある男がニューヨークからやってくる。少し感じが変わったように見える大地の突然の帰国。そして真琴との再会。奥山とその男との間で揺れる真琴。男は、友人である昌樹から真琴への気持ちを問いただされ「今更何もないよ。あれから7年経っているんだ」と言い切るのだが。男はアルバイトしながら個展を開くことを夢見る。そして、作品が認められ展覧会への出品が決まり、昌樹たちが祝福してくれることに。その飲み会で真琴の結婚話が持ち上がる。相手は奥山。複雑な男。男がはっきりしない中、真琴は最後の思い出に自分の肖像画を描いて欲しいと男にお願いするが…。
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