価格: | ¥997 |
著者: | スージー鈴木 |
出版社: | イースト・プレス |
発行年月: | 2017年02月10日頃 |
ISBN: | 9784781650807 |
種類: | 新書 (イースト新書) |
在庫状況: | |
「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵にした“シティ・ポップ”-バブル経済前夜、1984年は日本の歌謡曲においても大きな転回点だった。70年代から始まった「歌謡曲とニューミュージックの対立」は、「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられた。同時に、「シティ・ポップ」=「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」が誕生。それは都会的で、大人っぽく、カラカラに乾いたキャッチコピー的歌詞と、複雑なアレンジとコードを駆使した音楽であり、逆に言えば、「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵とした音楽でもあった。1984年、それは日本の大衆音楽が最も洗練されていた時代ー。