価格: | ¥2200 |
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著者: | 石川愛子/宮永潔 |
出版社: | 社会評論社 |
発行年月: | 1999年05月 |
ISBN: | 9784784507573 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | お取り寄せ |
著者たちは、どんな種類、どんな程度の障害をもっていても、学齢にある児童・生徒は、学区校に就学する権利をもつ、ということを出発点にしています。しかし、日本の文部省・教育委員会は、基本的には障害児=分離主義の制度と政策に固執している関係上、右の権利は、これと真っ向から対立して、運動としてたたかいとられなければならなかったのです。そうした経験のなかで、いまの学校や教師の一部が、障害をもつ子どもをどんなふうに見ているか、親と教師が協力すれば、現行制度を前提としても、どんな成果があげられうるか、などなど、つぶさに体験してきました。本書は、そうした運動の経験・教育実践・子どもや親の学校とのかかわりのなかから、どんな問題が明らかになり、どんな成果が蓄積されてきたかを、さまざまな視角からレポートしていただいたもの、教師や親の討論で明確化されたところなどを、問題別に整理して収録し、これらの問題を考えるうえでのマニュアルになっています。