１９４１年１２月５日、太平洋が凪ぎ、きら星が消えたとき、異変が起きた。真珠湾奇襲に向かいつつあった南雲機動部隊が、半年後の１９４２年６月５日にタイムスリップしてしまったのである。その日は、連合艦隊司令長官山本大将がミッドウェーを陥落せしめた日とちょうど同じ日で、すでに太平洋戦争は佳境を迎えていたのである。南雲中将は、自分たちがタイムスリップしたことを自覚しておらず、訳のわからないまま更に真珠湾を攻撃し、宿敵サラトガを追ってアメリカ太平洋艦隊との激戦に巻き込まれていく…。