価格: | ¥1760 |
著者: | 早川洋行 |
出版社: | 青弓社 |
発行年月: | 2002年10月 |
ISBN: | 9784787232083 |
種類: | 全集・双書 (青弓社ライブラリ-) |
在庫状況: | |
流言は、なぜ広まるのか?なぜ信じるのか?デマや噂とはどう違うのか?情報化社会の極限を迎えた現在、情報の受信者は同時に発信者でもある。そこでまず、流言を話し手と聞き手の二者間のコミュニケーションにまで還元することで、「短期間に広範囲に伝わった同一内容の言説」と定義する。そのうえで、全国に瞬時に伝播したさまざまな流言を形式社会学の手法を援用しながら検証し、話し手と聞き手の判断によって信言・違言・偽言・戯言の四つに分類できることを論証する。それを前提にさらに、状況・態度・権威の三つの要素が作用することによって、流言を受信するだけではなくそれを積極的に発信するようになる伝播のメカニズムを構造的に解明する。