価格: | ¥2420 |
著者: | 波多野勝/飯森明子 |
出版社: | 草思社 |
発行年月: | 1999年08月 |
ISBN: | 9784794209108 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
関東大震災を外交面からとらえた画期的な試み!大正十二年九月一日、関東大震災発生の報に接するや、クーリッジ大統領の命令一下、アメリカは大規模な援助活動を開始した。救助船としてアジア艦隊から派遣された七隻の駆逐艦は早くも五日に横浜に入港。マニラ駐屯軍は六千床分の医療機材を提供し、米国民の義援金は一千六十万ドルにのぼった。このアメリカの圧倒的な緊急支援の背後には、いかなる狙いがあったのか。外務省、旧陸海軍、米国務省の資料をもとに、知られざる緊急援助の一部始終をたどりつつ、第一次大戦後、グローバル・パワーとなったアメリカの対日政策を検証し、太平洋戦争から今日にいたるアメリカ外交の本質に迫る。今後の日米関係を誤らないための手がかりとなる一冊。