価格: | ¥1870 |
著者: | 近藤大介 |
出版社: | 草思社 |
発行年月: | 2003年02月 |
ISBN: | 9784794211873 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
李承晩政権に弾圧され、朝鮮戦争時に北へ渡ったのち、金日成によって監禁生活を余儀なくされて、辛くも日本に脱出した元南朝鮮労働党(南労党)地下総責任者・朴甲東。朝鮮独立の志を抱く甲東青年が、第二次大戦後、南労党幹部となってから、「朝鮮民主統一救国戦線」をつくり、金正日体制崩壊後の新政権参画をめざすまでの波瀾にみちた半生を追った力作評伝である。抗日の英雄になり代わって登場した“金日成”の南侵の狙い、朴憲永ら労働党の正統派幹部を粛清していったその手口など、こんにちにつづく北朝鮮の独裁体制の原点を明らかにする。朝鮮半島をめぐる現代史の貴重な証言。