価格:¥1980
著者:寺沢龍
出版社:草思社
発行年月:2003年05月
ISBN:9784794212115
種類:単行本
在庫状況:在庫あり
今は静かなたたずまいを見せる飛鳥の里だが、もっとも古い天皇の宮居が長い間、この地におかれていた。ところが、推古天皇の摂政を務めた聖徳太子は飛鳥ではなく、十六キロも離れた斑鳩の地に自らの住居と寺院(法隆寺)を造っている。どうしてなのか。また持統天皇の治世に、唐の長安を模してわが国初の条坊制の都・藤原京が造営された。だが、この新しい京はわずか十六年の短命で終わる。それはなぜか。本書は、推古朝から平安京に遷都するまでの二百年を扱っているが、その間、大和にあった三つの都における12の未解決の問題を独自の視点から解き明かした興味あふれる歴史紀行である。
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