価格: | ¥2200 |
著者: | 阮銘/廖建竜 |
出版社: | 草思社 |
発行年月: | 2006年12月 |
ISBN: | 9784794215543 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
アジアにおいて冷戦は終結していない。自力で民主化をなしとげながら、国際社会のなかで孤立する台湾。ソ連崩壊を教訓として新たな開放型独裁体制に転じた中国。自由国家の盟主をもって任じながら、共産中国にダブルスタンダードをとるアメリカ。台湾海峡を挟んで、共産主義と自由・民主との激しいせめぎあいが続いている。ニクソン・キッシンジャーと毛沢東、カーター・ブレジンスキーと〓(とう)小平、李登輝と江沢民、クリントンと江/沢民、ブッシュと胡錦涛。共産党統治の本質を知悉する元エリート幹部が、米・中・台歴代首脳の対立の構図を活写。「大西洋憲章」の理念に背いたローズベルトのヤルタの密約を遠因として、戦後アメリカがいかにして共産中国への対応を誤り、こんにちの台湾危機を招くにいたったかを明らかにしていく。東アジア情勢の今後を見通すための必読の書。