価格: | ¥990 |
著者: | 渡辺 尚志 |
出版社: | 草思社 |
発行年月: | 2021年08月04日頃 |
ISBN: | 9784794225337 |
種類: | 文庫 (草思社文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
江戸時代の百姓たちにとって、食料、田畑の肥料、燃料、建材などの山から得られる資源の確保は、死活問題だった。山は近隣の村々で共同利用されることが多かったが、山のどこまでが自村の領域かをめぐって村々はしばしば対立し、領主や幕府にしきりに訴訟を起こした。時を経て明治を迎えると、政府の近代化政策により村々は村境画定を迫られ、山争いはいっそう加熱してゆく。-山をめぐる熾烈な争いと相互協力への努力を、当事者の肉声を記した史料から克明に描く。