価格:¥3080
著者:富永 孝子
出版社:新評論
発行年月:2005年06月15日頃
ISBN:9784794806635
種類:単行本
在庫状況:在庫あり
第二次大戦も終わりに近づいた一九四五(昭和二〇)年三月二四日、北ドイツのキール軍港からUボート234号が極秘裡に日本へ向かった。同艦には積載限度いっぱいの独軍機密兵器、設計図、そして五六〇キロの酸化ウランが秘匿され、ヒットラー暗殺計画グループの一員と疑われていた独空軍大将ケスラーや選り抜きの独海軍技術陣とともに、二名の日本海軍技術士官が便乗していた。航空機エンジンの権威庄司元三技術中佐四二歳、そして潜水艦設計の第一人者友永英夫技術中佐三六歳である。敵機来襲や艦内故障など六度の危機を克服するも、北大西洋南下途上の五月八日、U234はドイツ無条件降伏を受信する。艦内は騒然。迫りくる英海軍の追跡を振り切りながら、艦長は苦渋のすえ米海軍への投降を決断。監禁された二人の日本海軍技術中佐は遺書を残して自決、水葬されたー。
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