価格: | ¥1760 |
著者: | 好村富士彦 |
出版社: | 晶文社 |
発行年月: | 1986年05月 |
ISBN: | 9784794936905 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
歴戦の批評家・花田清輝vs若き批判者・吉本隆明ー1956年から60年にかけて、この2人のあいだで激しい論争が展開された。文学者の戦争責任論に端を発し、政治と芸術運動をめぐってなされたその応酬は、最後には吉本の勝利を強く引象づけるような、花田の撤退とともに終結した。この論争はどんなものだったのか?花田はなぜ負けたのか?吉本は本当に勝ったのか?この伝説的論争の現代的な意味をさぐり、ラストシーンに隠されていた秘密を発見する。