ユニット名“朱奈と藍”として、芸能界デビューした天宮藍は“毒舌のヴァイオリニスト”と呼ばれながらも、澄んだ音色で定評を得ていた。そんなある日、蒼の同級生から、「お兄ちゃんがお父さんを殺そうとしているみたいなの」と相談を受け…。二組の姉弟兄妹の想いが交錯した時、それぞれの心に何が残るのだろうか？真城癒希が贈る新感覚ミステリー。