２００５年は、明治三十八年の日露戦争から百年、敗戦から六十年、戦後生まれの人は、当時の日本歴史の理解者は少ない。世界の先進国は石油資源で混乱。アメリカの主張は貧富を拡大する自由経済の競争原理で、大事故の頻発・人心の荒廃・リストラで安心感を喪失している。文理統合の視点により、その問題点を把握して、理想の「地球人類の共生」を共通目的とした公共システムの実現を目指す。ここ数年の地球異常現象と日常生活の狂いを感じる。若者は、２０５０年までをどう過ごすか。いま、地球人類の生きる姿の予測対応は、地球人類として必要な叡智と解説するのが本書。